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映画「イップマン継承」でドニー・イェンの爽快アクション拝むつもりが涙止まらなかった

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アクションはジャッキー・チェンとジェット・リー世代なニャック、漆原ニャックです。ドニーイェン知ってます?「ドニーの兄貴」とか言われて一部熱狂的なファンがいるカンフーアクション俳優です。最近ではスター・ウォーズのローグワンでも出演していますね。ストイックなカンフーアクションが売りで、最近では「宇宙最強」とかいう謎のキャッチフレーズがあります。
そんな彼が主役を勤める「イップマン継承」が公開されたので見てきた話です。残念ながら後半ネタバレあります。

 イップマンについて

そもそもイップマン(葉問)って何よって人も多いと思うんですけど、簡単に説明すると古来からの詠春拳を意図的に整理、近代化し、葉問派詠春拳を確立した中国の武術家です。ブルース・リーの師匠も努めており、彼のジークンドーは詠春拳をベースにしています。

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 イップマンとブルース・リー(wikiより)

そんなイップマンを主人公とした映画がイップマンシリーズです。

イップマンシリーズ

今回の「イップマン継承」なんですが実は3作目なんですよ。
「イップ・マン 序章」と「イップ・マン 葉問」が過去2作になり、現在HULUで見れます。

イップマン継承を見に行くなら必ず上記2作は予習していってください。見ておかないと感動や面白さが半減してしまいます。

ちなみに、邦題の「イップマン最終章」「イップマン誕生」は全く別シリーズなので無駄な時間を割かないように。

アルマゲドンと

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これらが全く関係ないのと同じですね。

アクションについて

ドニーイエンは現在52歳ですが全く感じさせません。詠春拳はスピード感のある武術ですが見事に演じきっています。
同時に昔の中国映画のように完全に本人の動き+早回しだけではありません。
冒頭のブルース・リーとの絡みではスーパースローが見られたり、SFXを駆使しています。かといって使いすぎず、自然な形でアクションの迫力を増幅させています。

大まかな山場アクションは最初のブルース・リーとの絡み、VS多人数、VS多人数、VS敵1、VSマイク・タイソン、詠春拳VS詠春拳とかなり充実しています。
イップマンシリーズでおなじみの超高速連打も健在。

ストーリーについて(ネタバレあり)

史実をベースにしているので、映画の予告とかでは全く触れられていないのですが奥さんが癌になって亡くなるんですよね。

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映画の奥さん、敵にイップマンを馬鹿にされてムッとしているところ。可愛い

今まで過去2作はみてましたが、史実を確認していなかったので完全に予想外。

 

 

あれ?奥さんが下腹部を押さえだした・・・

 

と思ってたら、奥さんだけ告知されちゃう。
だけど、イップマンに打ち明けようとしても武術バカだから中々時間が合わない。
ここで「イップマン早く気づいて~」ってなるんですよね。
ようやく打ち明けられて、一緒に通院するんだけど徐々に奥さん弱って行く。
イップマンも奥さん最優先で、詠春拳VS詠春拳の場にも現れずに奥さんの看病や最後の時間を過ごすわけです。

ただ、奥さんはやっぱりイップマンに武術家であって欲しい。私の事は気にせず戦って欲しいと伝えます。
そしてイップ・マンといえば色んなシーンでこの木人樁が出てくるのですが

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「久しくあなたが木人樁を叩いている音を聞いていない。聞かせてくれ」と妻が言い無言で木人樁を叩くイップマンのシーン。
はい、もうここらへんで涙止まらない

いや、ずるいでしょ。こっちも過去2作見てるから完全に感情移入してるわけよ。
土日に気持ちよくアクション見る気分で行ってるのに、急に感動ストーリーを挟んでくるのはずるい。

最後の戦いでも過去の映画も含めて奥さんとの色んなシーンがフラッシュバックしてまたウルっときました。

いい映画を見たな~という感想で映画館を出ました。

まとめ

イップマン継承はアクションも感動も見れる傑作です。
くれぐれもHULUで予習を忘れずに。