KindleUnlimitedのTOPのお勧め画面になんかLEONみたいな表紙の本が飛び込んできてですね。
ほらこんなの。
はじめはLEONの別冊か?とか思って読んでみたんですけど、中々内容もLEON的で面白くてですね。しかも最近始まった雑誌らしいんです。皆さんこのサイトを除いているっていうことは、だいたい料理が好きで、30代で、独身こじらせてる人たちでしょ?そんな僕にあなた達にはきっとピッタリの本だと思うのでぜひ紹介させてください。
料理はオトコのリーサルウェポン
ちょっと待って下さいね。ブログの方向性も決まらずについに狂ったわけじゃないんですよ。これbuonoのトップサイトにドーンと載ってるテーマなんですわ。ちょっとコンセプトブックを引用するとですね。
料理男子という言葉が市民権を得てどれくらい経ったのでしょうか。(中略)。そんな、料理を作る男性の中でも、いわゆる簡単な家庭料理ではなく、プロの料理人が提供するようなものを作りたい、と考える人が増加中。本誌「buono」はそんな男性。いわば「料理紳士」が欲しい情報を月刊でお届けする雑誌。
buonoコンセプトブックより
なんだよ料理紳士ってwついにこんな言葉までできたか。絶対LEONと会社一緒だわ。ジローラモの料理コーナーをそのまま雑誌に拡大しただけだわ。
とおもったんですけど
LEON→主婦と生活社、buono→エイ出版社
と、どうやら違うみたい。buonoは2016年12月に創刊でできたてほやほやの雑誌なわけですね。ちなコンセプトブックはKindleでフリーです。
そこら中からあふれるLEON臭
と入ってもですね前述の表紙からもわかるように、完全にLEONの料理版なんですね。どこらへんがLEON的なのかを列挙したいと思います。
目次
LEONのタイトルから溢れるバブルの残骸臭ってあるじゃないですか?ターゲット層そこら辺だし。buonoもすごく似たような臭いがするんですよ。ちょっと創刊号から2号くらい気になるタイトルを抜粋していきましょう。
vol1
表紙:「男の肉料理はプレゼン力」
中身:「The meat wizard!!肉の魔術師になる方法」「塊肉さえあれば勝利は見えている」「盗みたくなる!料理人たちの肉テクニック」「肉を活かすも殺すも彼ら次第、こだわるべきは塩&コショウ」etc
何がmeat wizardだよ。って話でしょ。
vol2
表紙:男のパーティー料理必勝テクニック
中身:「アガるギャザには理由がある」「ギャザ映えレシピをふるまえ」「神テクニックまとめ」「OMOTENASHIの極意と作法」「料理紳士のくずし日誌」etc
どうやらホームパーティ→ギャザリング→ギャザみたいです。あとやたら「アガる」って言葉が登場しますけど・・・2017年の東京では「アガる」ってのは流行ってるんですかね?2009年と2010年のギャル流行語に出てきますけど。(ギャル流行語大賞 | 年代流行)
あと神テクニックってホームパーティのお絞りをアロマにするとかそういうやつ。
紹介しているもの
LEONって紹介しているものクソ高いでしょ。特に時計コーナーとか服とかね。こちらもLEONの系譜を受け継いでる?のか紹介する料理道具とかお酒とかもいい値段します。
例えば料理器具を紹介するコーナーがあるのですが、今までに紹介されたもの。
バーミキュラライスポット:79800円
Panasonicのe-PROシリーズ:ミキサー99800円、マルチプロセッサー69800円、ハンドブレンダー24800円
SANSAIRE Sous Vide Chef(恒温調理器):49800円
ANAORI CARBON POT[OVAL]:75000円
EVER CUT FURTIF:8000-17000円
本黒檀盛り箸:28080円
シャトーラギオールのソムリエナイフ:30240円
とか、平気で数万単位の料理器具を勧めてきます。なんだよ28000円の盛り箸って「ようこそ、盛り付けの新世界へ」じゃないから。
あとSANSAIREって米amazonで日本への送料こみで198ドルだし、もうすぐ新型でるからな!
vol4は「オトコの調理道具2017」でこれまた高いものをガンガン勧めてくるのですが、一番面白かったのは・・・
buono vol4 854ページより
瞬間燻製用のスモーカー、その名もスーパーアラジン(58320円)。究極の演出装置はダテじゃない。
「ダテじゃない!」きりっじゃないからw
あっもちろんANOVA厨のみなさんの期待に答えてANOVAも掲載されています。
こんな料理雑誌を求めていた!!
とまあディスっているように見えますけど、実はこんな雑誌を待っていたんですね。
料理雑誌といえばプロ向けだとシェフ・専門料理・料理王国・料理通信あたりで、グルメに興味がある人向けにレシピとか載せている雑誌と言えばdancyuとか(料理王国・料理通信も被る)ですよね。主婦向けだと今日の料理とかレタスクラブとかオレンジページとかですけどこれはほとんどレシピ以外のエンターテイメント性がないので割愛。
だけどdancyuは確かに企画も面白いんだけど ちょっと上品にまとまっているんですよね、その点このbuonoは違います。
高級料理どーん、高価な調理器具どーん、流行りの調理法どーん、有名シェフ呼んで作り方きいたで~
ってのが200ページオーバーに所狭しと詰め込まれているんですね。また、料理の知識に関しては深いところまで言及しています。しかも僕ら素人向けに書かれているので分かりやすい。buono風にいうとアガる記事がギャザってるわけです。
LEON的な雑誌は今まで料理界になかったわけなんですが、こういう新しい切り口の雑誌も料理界には必要じゃないか思います。特に料理男子や30overの料理紳士(笑)にはdancyuよりこっちのほうが刺さるんじゃないかなあ?
総まとめ
buonoは出版社こそ違えど料理界のLEON的雑誌です。
dancyuu読んでいる人はこちらも一度読んでみてください。
コンセプトブックはKindleでフリーです。
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ライバルのdancyuの記事はこちら。
その他
今回記事内で使用した画像はすべてbuonoのkindle版より引用しています。