全国数万人のANOVAユーザーの皆さんお元気ですか?
2014年に出たANOVAはその簡便さから家庭に低温調理(正確には恒温調理ですが)ブームをもたらし、日本のブログ界でもANOVAを使った記事がたくさんあります。
その新型であるANOVA nanoがプレオーダーを開始したので,従来のANOVAと比較したいと思います。
見た目・サイズの比較
まず見た目から
Anova Nano is a cheaper version of its sous vide immersion circulator - CNETより一部改変
左がANOVAで右がnano。ANOVAも恒温調理器の中ではデザイン的にはスッキリしていますが、nanoは一段とフラットなデザインにしあがっており、かなりカッコよくなっています。
サイズ(縦×横×高さ)
ANOVA:6.98cm×6.98cm×36.8cm(取付具なしのサイズ)
ANOVA nano:7.9cm×10.4cm× :32.5cm(取付具は一体型)
重量
ANOVA:1.1kg
ANOVA nano:0.7kg(公式に0.6kg記載もあり)
プラグ形状
ANOVA:アメリカプラグのみ
ANOVA:日本のコンセントを含む8カ国から選択可能
やはりコンパクトになっただけあってかなり軽くなっていますね。
ANOVAの欠点は日本の家庭で扱うにしてはやや大きく重いという点でしたので、0.7kgへの軽量化はかなり嬉しい。
あとnanoはプラグ形状を選択できるようになってます。
スペックの比較
ヒーターパワー
ANOVA:800w(bluetooth モデル),900W(wifiモデル)
ANOVA nano:700W
温度レンジ
ANOVA:25~99℃
ANOVA nano:25~92℃
温度誤差
ANOVA:±0.01℃
ANOVA nano:±0.1℃
最大水容量
ANOVA:18.9リットル
ANOVA nano:11リットル
ややANOVAの方がパワーが強いため、MAX温度や温度調整はnanoがやや劣る結果となっています。
僕はANOVAの初期モデル(800w)を持っていますが、実際90℃付近までしか水温が上げれません。となるとnano は公称92℃までとありますが、実際は85℃くらいまでしか上げれないかなと思っています。
値段・発売時期
ANOVA:アメリカamazonでbluetoothモデルが109ドル、wifiモデルが169ドル(送料込みだとそれぞれ136ドル,199ドル)
ANOVA nano:現在89ドル+日本への送料30ドル=119ドル
ANOVA nanoは2017年10月に発売予定です。
その他のnanoの機能
マルチステップ機能
スマートフォンのアプリより「58℃で60分の後、63℃20分」というように温度帯や時間を変えながら調理する設定が可能。
マルチクック機能
1つのスマートフォンから複数のnanoを操作できる。
両者画像とも公式ページより引用
買い?買いじゃない?
一言で結論を言うと
買い!!
確かにパワーはANOVAに劣りますしwifiはありません。
だけどANOVAを使う人たちって基本は肉を低温調理しているだけですよね。だいたい65℃まで温度調節できれば問題ないなわけです。
こちらにはタンを85℃で恒温調理するといったレシピもあるのですがおそらくギリいけるでしょう。
あと、wifi使う?外からANOVAを遠隔操作することなんてあります?いらないと思うよ。bluetoothでレシピすら飛ばしたことがない。
何より小さくて軽くて安い!この3点が揃ってます。
初めて恒温調理器の購入を考えている人って「ちょっと低温調理気になるな~」って人ですよね。
別に店でバリバリ使うぞ~とか。毎日kgの牛肉を処理するぞって意気込みで買うわけじゃないと思うんですよ。
上記のような意気込みある人はワット数の高いjoule(199ドル)とかsansaire delta(199ドル)とか買えばいいですけど、入門にはnanoのスペックで十分です。
となるとやはり小さくて軽いnanoが第1候補ではないでしょうか。
まとめ
ANOVA nanoが公式ページでプレオーダーされたのでスペックを比較してみました。
ANOVAを使った料理の記事